被災地から日本酒が届きました。
私がささやかながらできる東北復興の応援。それは大好きな日本酒を購入する事です。
もともと東北のお酒は好んで飲んでいましたが、ほとんどが新潟県、そして青森の田酒でした。
唯一、被災地産で好んで飲んでいたお酒は岩手県の南部美人くらいです。
まあ、もっとも宮城や福島県のお酒を私が知らなかっただけなのですが・・・
今回購入したのは、気仙沼の酒蔵、男山本店からです。
残念ながら飲みたかった「蒼天伝」の純米吟醸酒は売切れでしたが、「蒼天伝」の吟醸酒と、地元気仙沼で契約栽培されている酒造好適米「蔵の華」を100%使用している「華心」と言う純米大吟醸酒、そして代表銘柄の「伏見男山」の吟醸酒の3本を購入してみました。
大震災が起こった直後のニュースを見ているときに、偶然この酒蔵の被災の事が放映されました。
町のシンボル的存在だった歴史ある社屋は津波によって倒壊してしまったのですが、高台にあった酒蔵は、津波が数メートル手前で収まり貯蔵タンク等に被害がなかったのです。
しかし電気が使えません。蔵では酒作りを諦めかけた時に、気仙沼の市民達が自分の事は我慢して、個人の発電機等を蔵に持って行き、お酒作りを行ったのです。
本当に市民に愛されている企業なのですね。ここに感動してしまいました。(笑)
私の住んでいるこの街も、色々な意味でまとまりのある街になってもらいたいものです。(苦笑)
気仙沼のお酒なので肴はフカヒレとカツオといきたいところですが、残念ながらそこまでは無理。
山の恵みで、旬のは今年最後と思われる、ウドの酢味噌和えとサラダ、行者ニンニクのおひたし、タケノコの味噌卵和え、S男ちゃんから頂いた牛肉、そしてこの日、山の先輩が渓流で釣ってきた岩魚を塩焼きにして気仙沼のお酒を楽しみました。
男山ってお酒は旭川市のが有名なようですが、日本全土あちらこちらにあるんですね。