約1年ぶりで昨年のリベンジ、北見峠から登れるチトカニウシ山に行ってきました。
この山は夏道はありません。冬のみ登れる山なのです。
今年は参加者が私を含め6名と、我が山岳会としては久しぶり多人数の山行です。
でも、出発時の外気温は―20℃もありとっても寒いのです。これに風がついたらどうなる事やら・・・
トレースがまったくないので、私達以外は誰もいません。交代交代でラッセルをしながら進みます。
登り始めて約20分、ここら辺りでは天気も良くなり今日は頂上まで行けると期待するのですが・・・
風と雪の影響で、木がクロス状態になっています。北国の自然の厳しさを痛感します。
雪の重みで倒れかかっている木も見受けられました。雪と風が一定方向から吹くのですね。
稜線に近づくにつれて風もだんだん強くなり、天気も悪くなってきました。完全に樹氷です。
最後の頂上直下の急斜面では完全にクラストしていてスキーでは登れなくなり、つぼ足で登ったのですが頂上を目前にしてあまりの強風と寒さで断念。
この時の温度は、私のリックに付けている温度計を見たら―30℃でした。(苦笑)
背後からの強風なので顔はちょっと笑っているように見えますが、実は顔を手は凍傷寸前・・・
登り3時間半、下り1時間強の山行でしたが、帰りの登り返しはマジにきつかった・・・
我が会の会長N村さん。約20分遅れで戻ってきましたが、寒さに強いNさんも病気の後遺症の影響もあるのですが、体半分は寒さでまったく感覚がなくなったそうです。
それでも山に登る・・・。(苦笑) 冬山の魅力っていったいなんなのでしょうね!?
今回の山行のGPSログ。頂上まであと少しだったのに・・・。また来年挑戦!?