こないだ山に行った時の話です。
山小屋での夕食のメニューは豚汁でした。
先輩が食事の支度をしていたので、何か手伝おうとしたところ、「ごぼうをやってくれ」
と言われました。みると泥つきのごぼうです。

そういえば泥つきのごぼうなんて、扱ったことがないと思いどうしてよいかわかりませんでした。
教えてもらうと何の事はないたわしで泥を落として、包丁のミネで皮をこそげり鉛筆を削るようにさきがきごぼうをつくればよい話でした。

私の料理にはごぼうはめったに使いませんが、いつもは台所が狭いことと、面倒なので袋入りを買っていました。風味がぜんぜん違いますよね。

最近は、たまにきんぴらごぼうを作っているのですが、ごぼうを調理しながら思い出したことがあります。
新入社員の頃、測量するのにタル木を鋸で切りそろえ、鉈で削りながら測量杭を朝から晩まで作らされたことを。これができないと一人前になれないと先輩に言われたものです。
今の若い世代に、こんなこと言ったら笑われますね。

先輩の作った杭は均等に削れているのでカケヤで打ったらまっすぐ入るのですが、私の削った杭は、均等でないので打つにしたがってどんどん曲がってしまったものです。
私はとうとう杭削りは、上手くなれませんでした。

昨日からCADの講習を受けているのですが、図面はパソコンで書いて、杭は製品を購入
今は私達のような仕事には、職人業が必要な事はなくなってしまったのでしょうか?
ちょっぴり寂しい気がします。