安全登山

今日は、会社に老眼鏡を忘れたので、画面がよく見えません。誤字脱字ご勘弁を・・・(苦笑)

先日、全国ニュースでも放送された、おじいちゃんとお孫さんが乗った車が路外に転落し、一緒に乗っていた飼い犬に温められながら一晩を過ごし、無事だったという感動的な話。

その裏と言うか、こういう事はなかなか表には出てこないのですが、一昨日の業界紙に、偶然にも事故現場を通りかかった人が、道路付属施設物の壊れ方を見て不信に思い、辺りをよく確認した結果事故車を発見して、的確な判断で連絡、救助等を行った人が警察署から表彰を受けたという記事が掲載されていました。

その人は、同業者であり知人でした。スーパーとかでもたまに会って話をする事があります。
土木屋さんとしても大変嬉しい記事です。

連絡や救助と言った事を的確にこなす為には、それなりの知識があって、訓練の経験がないと、普通の人ではなかなか対応できないと思います。
それによって助けられる人を助けられなかったり、ましては自分の事になると、それが生死の分かれ目になる事があるかも知れません。

と、言う事で上のシンポジウムに行ってきました。(笑) 主催はなんと北海道警察ですから凄い!


北大


久しぶり北海道大学構内へ・・・(笑)


ヘリ


道警に5台ある救助ヘリの中の1台、「だいせつ」 なかなか救助ヘリなんて間近で見るチャンスはありません。でも、乗ってみたいけれど乗せられたくはありません。(苦笑)

コクピット


コクピットはこんな感じでメーターだらけ・・・


室内


操縦席の後ろが、救助したタンカーを乗せるスペース。


カメラ


前方の下についているのが、上空から下界を見るカメラです。


ウインチ


そして、これが人や物を上げ下げするウインチ?っていうのかな?


訓練


実際に救助の公開訓練を見せてくれました。救助隊の人がてきぱきと動きカッコイイです。
ヘリが近づいてくると、耐風姿勢をとらないと後ろに飛ばされてしまいます。帽子なんか簡単に・・・

会場


北大の300名入る講堂はほぼ満員。シンポジウムは4名の方で、最初は警察の救助隊の方が冬山遭難の発生状況の話、2人目は山岳ガイドかつビッグマウンテンスキーヤーの方がバックカントリーの魅力とリスクマネジメントについての話。

プレゼン


3人目は国際山岳医の美人女医で「低体温症と雪崩埋没」世界の知識と事例に学ぶという話。
参考文献がすべて英語でした。やっぱりお医者さんは凄いけれど、経歴をみると山スキーの腕前も凄いです。
衝撃的な遭難写真も数点見せてもらいました。会場の人は皆絶句だったでしょう。

最後は、プロ登山家の竹内洋岳さんの話で「なぜ、再び登るのか」と題した話でした。
ヒマラヤで雪崩に巻き込まれ、奇跡的に生還してからまた挑戦をし続けている登山家です。

どの方への会場からの質問も、そして受け答えも的を得ており素晴らしかった。
経験で得たものだからでしょうね。

私はと言うと、知らなかった事も沢山あり大変勉強にもなりました。
5時間のシンポジウムは、あっという間に終わった感じです。

こんな事が無料とは・・・