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午前8時、あまりにも美し過ぎて、危険がいっぱいな女性にアタックするような感じで登山開始です。(苦笑)

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安政火口の手前で雪崩の跡を発見。少しビビりながらもルートの確認。昨夜降ったばかりかと思われる20cm位積もった新雪で、かなり状態が厳しいのです。

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安政火口でスキーをデポ。リーダーのI先輩の判断で、この化け物岩の横の斜面は下山に使う事で決定。何処かの山岳会の3名のパーティはここから登っていました。ここもいつ雪崩が発生するかわからない場所です。

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安政火口を後に登りのルート、北西稜に向かいます。


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そしていよいよ大屏風を広げたように切り立つカミホロカメトック山にアタック開始です。

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途中までは2名の先発隊のトレースを歩きます。

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雪が氷に変わり、急傾斜になったところでアイゼンとハーネス(安全ベルト)を装着。

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久しぶりに私はアイゼンを装着しての走行、慣れるまで少し時間がかかりました。絶対に転んではいけません。

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雪崩に警戒して高いところを選んで歩いていたのですが、かなり厳しい場所に。ここの両側はスパッと切り落ちています。

達人の先輩ですら雪の状態が悪くアイスバイルが効かないので悪戦苦闘。私の技量ではここを渡るのは無理と自分で判断。

雪崩のリスクを背負って別ルートで登り返します。(苦笑)

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ちなみにこの写真ではよくわからないかも知れませんが、このように両側は切り立っています。

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急斜面を登り返してきたところで私のドヤ顔で一枚。でもすぐに危ないのでさっさと上がれと先輩から忠告!(苦笑)

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そしていよいよ頂上直下の急斜面へ。

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しかしこの時、太陽の周りに虹がかかり、天気が急変します。風も強くなりました。

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T先輩がトップを登り、1ピッチ目は私が下で確保。これは確か2ピッチ目の写真ですが、I先輩が確保していて私は横で息切れをしています。(苦笑)

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私は二番手なのでT先輩に上から確保してもらっているから万が一の場合でも安心です。

手にはピッケルとアイスバイルを持ち、氷面に刺しながら三点支持で登っているのですが、膝だけは絶対に雪面につけられません。久しぶりのアイスクライミングの緊張感でバテバテです。

スポーツクラブで普段鍛えていなかったらどうなっていた事やら?(苦笑)

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12時チョイ過ぎに頂上到着。この姿はカラ元気です。
写真を見る限り、腰が完全にひけています。(苦笑)

下りは1時間半程で下山できましたが、慎重に歩いていたのにもかかわらず足がもつれて危なかった場面も・・・

それでも達成感120%の冬山山行でこのルートは10年ぶりくらい。前回よりかなり厳しかった感じがします。

先輩達は来週から始まる連休でニセコのイワオ、チセ、シャクナゲ等の山々に行くようですが、私は今回仕事があるので参加辞退、今シーズンの冬山、最後の山で最高の山となりました。

それにしても反省点としてまだまだ体を鍛えなければなりません。そしてやらないと忘れてしまうので機会があれば道岳連の講習会に参加して安全のために勉強もしなければ・・・。

でもその前に少し体を休ませよう!(苦笑)