くどいくだりですが、今週初めから仕事で本格的に現場に出る事になって生活リズムが変わってしまい、すっかり投稿が遅れてしまった三連休最後の日の今年最後に決めた夏山登山です。
メンバーは従兄と二人。誘っていたS男ちゃんは、亀を助ける為に海に行ってしまったのです。(苦笑)
今まで縁無く初めての定山渓天狗岳登山ですが、登山口までの道に迷ってしまい8時20分に登山開始。
最初のうちは沢筋を歩いていきます。前日の雨の影響なのか、とてもよく足元が滑ります。途中数カ所ちょっとだけ危険な個所があると聞いていたので、念のためこの日は30mのザイルを装備して登る事にしました。
そしてこのすぐ後、前から急ぎ足で歩いてきた人に「仲間がこの先で滑落して怪我をしたので、連絡に行きます。」と言われたのです。
こりゃあ大変だと思いながらも私達の携帯電話ももちろん圏外。私は無線機を装備していなかった事を悔みました。
ここが滑落個所。白っぽい服を着て歩いている人のあたりで頭から滝に落ちたようです。
滝の下で怪我をしている人を、その場にいた人全員で水面から上げ、寒くないようにツエルトやレスキューシート被せたり、さらにはお湯を沸かして温めたりしながら救助を待ちます。
そして40分後位にヘリが轟音とともにやってきました。最初は高い上空から場所を確認しているようでした。私達は赤色の合羽などを振り回して居場所をヘリに教えます。
場所を確認した後に、ギリギリの低空飛行でそばに来ました。もの凄い風で、伏せていないと風で飛ばされます。
そしてレスキュー隊の方がヘリから降りてきます。
レスキュー隊の方は遭難者の方の様子を見て処置の判断をしています。
その間、ヘリは一度遠くに離れます。この写真で風の強さがわかるでしょうか?
ここから何枚かの写真は動画を切り抜いたものですが、皆でヘリで吊上げられる場所まで怪我をしている人を移動し、レスキュー隊の人と一緒に吊上げられます。
こうやって見ると、やっぱりレスキュー隊の人ってカッコイイですね!憧れます。
無事ヘリに乗り・・・
飛び去って行きました。意識もしっかりしていたし、両手も動いていたので、無事を祈ります。
1時間40分後に、私達も気をつけながら登山再開です。
山の中腹あたりは前日の天気でかなり葉は落ちたようですが、紅葉も最高でした。
頂上直下の最後の急斜面。前の人が登りきるまで待機します。
11時10分、頂上到着。登山口を偶然にもかなりショートカットしているので、遭難救助のお手伝いをした割には早く登れた山でした。
羊蹄山の上は白くなっています。
さっぽろ湖
遠くに見える十勝岳連峰は真っ白です。一週間前に登って良かった・・・
12時下山開始、13時20分に登山口到着。前を歩いていた人はここから自転車で手稲まで帰るとか・・・世の中色々な人がいますね!
それにしても今年最後の夏山登山、とても貴重な体験ができたとともに、反省点も沢山できました。今一度勉強しなければ・・・(苦笑)
それに参加、懐かしき限り。
コイカクでのレスキュー 思い出す。
私の無線の取得は この時の コノ為だけに取得。第一は自らを助ける為、次に他人を助ける為。
無線があったら時間はもっと短縮 ? 反省されよ、昔の重い無線機なれど 山には常にザックの中。